アゴのたるみ・二重アゴを改善するには? エクササイズでアゴの悩みへアプローチ

更新日: 2023年04月19日

アゴのたるみ・二重アゴを改善するには? エクササイズでアゴの悩みへアプローチ

アゴのたるみ・二重アゴの改善には、二腹筋(にふくきん)や舌骨筋(ぜっこつきん)のエクササイズ、顎舌筋(がくぜつきん)ストレッチ、舌の筋トレ、表情筋マッサージ、「い」と「う」の口を繰り返す「い・う・い・う」運動、保湿やリフトアップなどのスキンケア、無理のないダイエット、マスクの下で口角を上げる、リンパマッサージ、フェイスラインマッサージ、姿勢の改善など様々なアプローチ方法が挙げられます。

アゴのたるみ・二重アゴへの正しい対策の例
・二腹筋(にふくきん)エクササイズ
・舌骨筋(ぜっこつきん)エクササイズ
・顎舌筋(がくぜつきん)ストレッチ
・アゴ下を引き締める「舌の筋トレ」
・顔コリも解消する「表情筋マッサージ」
・作業しながら「い・う・い・う」運動
・保湿やリフトアップなどのスキンケア
・無理のないダイエット
・マスクの下で口角を上げる
・むくみをケアする「リンパマッサージ」
・シャープなアゴに導く「フェイスラインマッサージ」
・姿勢の改善

舌のトレーニングやエクササイズはすきま時間でできたり、マスクをつけたまま周りに気づかれずにできるものもあるので気づいたときにやってみて習慣づけるのがおすすめです。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「二腹筋(にふくきん)エクササイズ」「舌骨筋(ぜっこつきん)エクササイズ」「顎舌筋(がくぜつきん)ストレッチ」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。

二腹筋(にふくきん)エクササイズ

二腹筋とは耳の下からアゴの真ん中あたりについている筋肉。ここを鍛えることによって、アゴのたるみや二重アゴを鍛えて、フェイスラインまですっきりさせられます。

まずは、アゴを上に向けて口を大きくぽかんと開けて約5秒間キープ。つぎに、そのままアゴを上に向けた状態で口をゆっくり閉じましょう。最後はアゴをゆっくり元の位置に戻します。これを3セット程度繰り返します。

口を開けたり閉じたりするときは、二腹筋が動いているのを意識するのがポイントです。つまり、口を開けるときは一度縦に開けたあと楕円形をつくるように横に開きましょう。閉じるときも下アゴを二腹筋を使ってゆっくり引き上げるイメージで行ってみてください。

舌骨筋(ぜっこつきん)エクササイズ

舌についている筋肉が衰えることで、アゴがたるんで、二重アゴができやすくなる場合があります。特に、舌の裏側、首の上あたりまでついている舌骨筋の衰えはアゴのたるみや二重アゴを引き起こす大きな要因に。長引くマスク生活でさらに使わなくなってしまい、衰えてたるんでしまっているというパターンもあります。エクササイズをすることで鍛えましょう。

エクササイズのポイントは首を動かしながら舌を動かすこと。首を真っ直ぐから右に向けます。そうしたら首とは反対方向、つまり左側にベーと舌を出しましょう。右側が終わったらゆっくり左側を向き、舌は右側にベーと出します。この動きを左右交代に1分間程度繰り返しましょう

顎舌筋(がくぜつきん)ストレッチ

顎舌筋は首の裏、特に上の方についている筋肉。舌からアゴにかけてついている筋肉なので、ここを鍛えることでアゴのたるみや二重アゴが引き締まることはもちろん、滑舌もよくなる効果が期待できます。

エクササイズは正面からアゴを上に向けた状態で行います。アゴをゆっくりと上に上げて天井を仰いだ姿勢に。そのまま舌をベーっと突き出し、5秒間キープしましょう。このときにアゴの下、首の上のほうの筋肉(顎舌筋)にテンションがかかり、引っ張られているのを感じながら行いましょう。5秒間たったら、ゆっくり舌を口の中に引っ込めます。この動きを3セット程度繰り返しましょう

アゴ下を引き締める「舌の筋トレ」

舌の筋肉は、アゴのたるみ、二重アゴに大きく関わってきます。

試しに、鏡を見ながら舌を口の中で上に引っ張り上げたり、下顎につけるだけでもアゴの下が引き上がったり、たるんだりするのがわかると思います。舌の筋トレをすることでアゴのたるみ、二重アゴを解消しましょう。

まずひとつめのエクササイズが、口を閉じたときに舌を上顎につけて引っ張り上げ、30秒程度か引っ張りあげたら緩めて10秒程度休憩。この動きを数回繰り返してみてください。アゴが引き上げられるのを感じられます。

もうひとつおすすめなのが、舌を口の中でぐるぐると回すトレーニング。口を閉じたら、舌で唇の裏側をなぞりながら円をえがくように動かします。舌を前に出す筋肉が鍛えられるのでそれに伴って舌でアゴを上げる効果が生まれます。ゆっくりと左右10回程度回しましょう

顔コリも解消する「表情筋マッサージ」

硬くなった表情筋をほぐすことで、アゴのたるみや二重アゴを解消しましょう。過度な摩擦や刺激を加えすぎないよう、マッサージ前にはクリームやオイルを塗って手の滑りをよくするのを忘れずに。

まずは食いしばりなどで硬くなってしまいがちなアゴの筋肉をマッサージ。拳を握って手をグーの形にしたら耳の下や頬のくぼみあたりに当てて、ぐるぐると円を描くようにマッサージしましょう。痛すぎず優しすぎずの痛気持ちいい程度の圧が適切です。

アゴの下の筋肉をダイレクトに押すのも効果的。両手の人差し指と親指でアゴを挟みます。(人差し指をアゴの前側、親指をアゴのしたのくぼみに引っかける形です)。その手の形のままアゴの中央から外に向かってプッシュしながら圧を加えていきましょう

作業しながら「い・う・い・う」運動

「い」と「う」の口を繰り返す簡単な運動で、アゴのたるみや二重アゴの解消が期待できます。

まずは唇を横いっぱいに広げるように「い」の口を作ります。このとき口角は下げず、やや上向きになっていることを意識しましょう。つぎに唇を前に思いっきり突き出すように「う」の口をつくります。この「い・う・い・う」の動きを交互に繰り返し行いましょう

この運動は、仕事や家事をしながらなど、作業中に“ながら”でできるので、思いついたときやってみることで習慣づけてみてください。

舌をはじめ、唇、頬、喉の筋肉などアゴや口周り全般の筋肉を鍛えることができるので、アゴのたるみ、二重アゴの解消はもちろん、口元のたるみやシワ感が気になる方にもおすすめです。

保湿やリフトアップなどのスキンケア

アゴ周りの筋肉を鍛えることも大切ですが、保湿やリフトアップ効果が期待できるスキンケアを心がけることで、肌の外側からアゴのたるみ、二重アゴを予防・解消しましょう。

乾燥するとしぼんだ皮膚がシワっぽくたるんでしまうほか、保水力が低下することで肌の弾力やハリ感がなくなってしまいます。ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分がふくまれる化粧品を使うことで肌のうるおいを保ちましょう。

また、リフトアップ効果が期待できる美容液を使うことも効果的です。ハリを促す成分として注目されているビタミンC誘導体、レチノール、ペプチド、ナイアシンアミが含まれている美容液を積極的に選ぶのもおすすめです。

無理のないダイエット

顔やアゴに脂肪がたっぷりついていると、皮膚が支えきれなくなりたるんでしまいます。顔の動きで皮膚にシワがつくとその上に脂肪がかぶさることで二重アゴも発生。脂肪をつけすぎないことで予防しましょう。もし、もうすでに脂肪がついてしまっている場合は、ダイエットをすることで減らす努力が大切です。

ただし、急激にダイエットをすると、今度は皮膚が余ってしまいシワっぽいたるみの原因になります。体重を落とす場合は極端な食事制限などはせず、徐々に脂肪を減らしていくことを心がけましょう。

脂肪を減らすことと同時に、表情筋や舌の筋肉を鍛えることでたるまないようにアプローチするのも大切。スキンケアも念入りに、保湿やハリを与える成分を積極的に取り入れることも忘れずに継続しましょう。

マスクの下で口角を上げる

感染症の影響により、マスクを付ける生活が長引いています。マスクはアゴたるみを隠せる一方、隠れていることで油断し、たるんで二重アゴが発生してしまった方もいるでしょう。

マスクで隠れているとはいえ、アゴ周りの筋肉が衰えてたるんでしまわないように心がけましょう。

簡単にできておすすめなのが、マスクの下で口角を上げること。口角が下がると頬が下に引っ張られてたるみ、雪崩のようにアゴもたるんでしまいます。マスクの下であれば周りに見られることもないので、作業中や移動中など気づいたときにやってみてください。

慣れてきたらさらにマスクの下で「い・う・い・う」と口を動かしてみたり、口を閉じた状態で舌を回してみるなど、舌の筋肉を鍛えるトレーニングをやってみるのもよいでしょう。

むくみをケアする「リンパマッサージ」

脂肪や皮膚がたるんでいるように見えて、実はむくみが原因の場合もあります。アゴの下や首のリンパの流れが滞っているとむくみが発生しやすくなるので、マッサージでほぐすことでたるみや二重アゴを解消しましょう。

まずは、アゴの下のくぼみをダイレクトに押すことで滞りをなくしましょう。両手の親指をアゴ下のくぼみに引っ掛けたら、グッと圧をかけていきましょう。親指だけだとやりづらいので、人差し指はアゴの前に添え、中心から外側に向かって押していきます

アゴよりも少し下の首や鎖骨まわりのリンパの流れをよくすることも効果的です。手で拳をつくりグーのかたちにしたら首の横から鎖骨に向かって流すようにマッサージ。さらに鎖骨の下や上にも指を滑らせてほぐしましょう。

シャープなアゴに導く「フェイスラインマッサージ」

顔と首の境目がくっきりと現れた、シャープなフェイスラインを手に入れることで、アゴのたるみや二重アゴも解消されます。アゴだけではなく、フェイスラインをマッサージすることでシャープなアゴを手に入れましょう。

おすすめは、手の平を下から上に向かって滑らせるマッサージ。まずは、人差し指と中指でアゴ先を挟みます。そのまま圧をかけながら、耳の下に向かって引き上げるように指を滑らせましょう。これを数回繰り返します。

マッサージをするときは余計な摩擦や刺激がかからないようにクリームやオイルをつけて手の滑りをよくしましょう。痛すぎず、気持ちいい程度の厚をかけることも大切です。

姿勢の改善

姿勢が影響でアゴがたるむパターンも。スマホやパソコンをみるときにアゴを突き出し首が前に出た状態だと、重力でアゴが下にさがりやすくたるみ、動かしたときに皮膚が伸び縮みして二重アゴも出現。

また、猫背や巻き方になることで背中が凝り固まり、顔まわり、そしてアゴのあたりまで緊張状態をつくります。固まった筋肉は皮膚や脂肪を下に引っ張り、リンパや老廃物の流れが滞った状態のまま長時間いるとそこで形状記憶されてしまいます。そんな負の循環を断ち切るためにも姿勢を改善しましょう。

スマホやパソコンを長時間みるときは意識して姿勢が悪くなっていないかチェックし、適度な休憩を入れストレッチなどをして姿勢をリセットしましょう

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