更新日: 2023年04月13日
ちりめんジワとは、乾燥・紫外線・加齢によって、目尻や頬・口元など顔の中でも頻繁に動かすことが多い場所にできやすい浅いシワです。人によっては白い粉状のものが出ることもあり、肌が極度の乾燥や外部刺激によって弱っている可能性もあるので、放置しておくとさらなる深いシワにつながっていく可能性があるので注意が必要です。
ちりめんジワはなぜできる?:ちりめんジワの原因は乾燥、紫外線、加齢の3つです。10代・20代の方でもできやすく、放置すると深いシワにつながります。ちりめんジワは浅いシワですが放置すると深いシワとなるため、原因にあった対処法で早めに手を打つことがポイントです。
ちりめんジワのできやすい場所は?:ちりめんジワは目の下や目尻、頬、口元の3ヵ所にできやすく、皮膚が薄い部分や筋肉を頻繁に動かす部分に刻まれやすいのが特徴です。また、頬杖や顔を触る癖がある方も自分の手で肌に折り目をつけてシワを作る可能性があるため注意しましょう。
ちりめんジワができる原因やできやすい場所を理解し、もともと顔を触る癖がある方は意識して控えることで、ちりめんジワを作りにくい肌作りをめざしましょう。
※監修者は「ちりめんじわはなぜできる?」「ちりめんじわのできやすい場所は?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。
ちりめんジワができる原因は、主に乾燥や紫外線、加齢によるものです。皮膚の表面(表皮)にできるシワで、その名の通り和装で使用されるちりめん生地のような細かい形状で、どれも浅いものがほとんどです。
年齢関係なく起きるシワなので、10代や20代でも悩んでいる方は少なくありません。浅いシワといっても、放置すると真皮まで深く刻まれるシワに進んでいくので要注意です。ちりめんジワのような浅いシワのうちなら、保湿ケアや日焼け対策を徹底するなどのスキンケアでも効果を体感できることも多いので、早めに手を打っていきましょう。
ここからは、ちりめんジワの具体的なケア方法、目の周りや頬、口元といった部位別の対策や日常生活で気をつけるべきポイントを解説していきます。
ちりめんジワができる大きな原因のひとつが「乾燥」です。秋や冬になって、急にシワが増えたと感じたことがあるのではないでしょうか。
新鮮なりんごをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。購入したときはピンとみずみずしいりんごが、冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと水分が抜けてシワがよっていきますよね。それと同じで、人間も肌の角質内の水分が減少し、肌がしぼんでいくことがシワの原因につながります。
また、乾燥を放置することの怖さは肌の水分だけでなく、コラーゲンなどの枯渇に繋がり「肌の弾力」や「ハリ」が失われることでシワができやすい環境を作ってしまう点です。
ちりめんジワを進行させてしまうと、深いシワにつながっていくので、乾燥対策は怠らないようにしましょう。
晴れている日だけでなく、日常的に私達の肌にダメージを与えている「紫外線」。この紫外線もちりめんジワができる大きな要因のひとつです。では、なぜ紫外線が顔のシワに影響を与えてしまうのでしょうか?
紫外線を浴びると、肌の表皮は防御反応で活性酸素を生み出します。その活性酸素は、過酸化脂質という物質へと変化していくのですが、この過酸化脂質は周囲の肌細胞にある脂質を芋づる式にどんどん酸化させていきます。酸化が進むことで老化へとつながります。
つまり、日焼けによるダメージを防ぐために出る物質が、肌を老化させてシワの原因にもつながってしまうのです。さらに、紫外線に含まれる紫外線A波(UV-A)は、肌の奥の真皮にまで届き、ハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンに損傷を与えて変質させてしまいます。
シワだけではなく、シミやたるみなどさまざまな肌老化につながる紫外線は、1年を通して徹底的にケアしましょう。
ちりめんジワに限らず、シワの原因に大きく関わるのが「加齢」です。加齢により肌の水分量や皮脂の量が減るので、どうしてもシワができやすくなります。
さらに、女性ホルモンは肌内部のコラーゲン合成促進し、エラスチンを保つ働きを持っていますが、閉経が近づくにつれて減少していくので、肌のコラーゲンやエラスチンも減っていきます。そのため、年齢とともにどうしても肌の土台自体が崩れ弾力やハリが低下し、しわができやすい肌質となってしまいます。
また、加齢によりターンオーバーの期間が長くなり、徐々に乱れていきます。ターンオーバーが乱れることで新陳代謝が遅れ、肌表面に角質が蓄積してしまいます。そのため、スキンケアを行っても美容成分が十分に肌内部に届かず乾燥を招く結果になり、シワの原因につながります。
シワを防ぐ肌づくりのためにも「エイジングケア」はとても大切な要素です。スキンケアだけではなく、今は女性ホルモンケアのサプリメントなども発売されているのでちりめんジワ対策には体の中と外両方からケアすることも良いでしょう。
ちりめんジワは肌表面にできるシワなので、主に「頻繁に動かす部分」や「皮膚が薄い部分」に現れる傾向があります。
特に表情で動かすことが多い「目元(目の下、目尻)」「頬」「口元」は要注意!
同じ筋肉を頻繁に動かすことが多いため、折り紙のように少しづつ折り目が残り、徐々にくっきりとしたしわへ変化してしまいます。
また、頬杖や顔を触る癖がある方も注意が必要。自分の手で肌に折り目をつけてシワを作ってしまっている可能性も考えられます。
ここでは、そんなちりめんジワができやすい部分について「原因」と「注意点」をご紹介! 表情や無意識の癖など、意識することで改善する可能性もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
目の下や目尻は他の顔の皮膚に比べ皮膚が薄く皮下脂肪が少ない箇所です。
そのため、乾燥しやすく、しわができやすいデリケートな部分です。
また、乾燥だけでなく摩擦にも弱く、クレンジングやメイク、スキンケアでゴシゴシとこすってしまったり、成分の強い洗顔料やスキンケア用品でもダメージを受けたりしやすいため注意が必要。ダメージを与えることでより皮膚が乾燥しやすくなりしわへとつながってしまいます。
更に、目元のしわに大きく関係しているのが「目の疲れ」。目の疲れにより目元の血行不良がおこると肌代謝が低下し、しわにつながるともいわれているため注意が必要です。
他にも、目の下と目尻は乾燥によるちりめんじわと表情しわができやすい箇所でもあるので、しっかりとケアをしてちりめんジワを予防していきましょう。
ちりめんジワが意外と現れやすい箇所が「頬」です。
頬は皮膚と角質層に厚みがあるため、水分が逃げにくいと思っている方も多いと思います。
しかし、メイクやスキンケアでこすったり、叩いたりしてしまうことが多い箇所で、その刺激が角質層にダメージ与え、知らず知らずのうちに肌が硬く、厚くなっていることも。
そうすると肌のターンオーバーが乱れや、スキンケア用品の成分が浸透しづらくなり、結果的に、肌に十分な水分をキープできなくなってしまいます。
また、頬杖をつくなど、普段の癖によって頬にシワがついてしまう可能性もあるので、普段から姿勢や癖なども意識するといいでしょう。
口元のシワの原因は、主に「乾燥」「表情筋の衰え」「紫外線ダメージ「加齢」といわれています。
特に、口元の皮膚は皮脂の分泌量が少なく、さらに会話で表情をつくる際や食事の際など、顔のなかでも多く動かす箇所のためシワができやすくなってしまいます。
また、加齢による皮膚のたるみや表情筋の衰えによってできるマリオネットライン(口の両端からあごに向かって伸びる線)やほうれい線(小鼻から口角に向かって伸びる線)など、下に重力がかかることによりできるシワの影響で細かいちりめんジワが派生することもあります。
化粧水や保湿、美容液などを用いて肌の潤いとハリを意識しましょう。
顔のシワの原因は? 表情・乾燥・紫外線など日常生活の何気ない習慣に注意
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