50代60代におすすめのクレンジング|年齢を感じはじめた肌にも良いメイク落としって?

ページ更新日:2022年12月26日

50代60代におすすめのクレンジング|年齢を感じはじめた肌にも良いメイク落としって?
監修者
成田亜希子
成田亜希子
医師
2011年医師免許取得。これまでに一般内科医として幅広い疾患の診療を行う。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励む。 正しい医学系、美容系の知識を広めるため8年前からライターとして活動中

※監修者は「50代60代の肌質の変化」「50代向けのクレンジングの選び方」「クレンジングの正しいやり方」などについて監修をおこなっています。「アンチエイジングを考えた本当に肌にいいクレンジングとは?」や掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているクレンジングのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。

50代以降の肌は、年齢による肌トラブルを防ぎしっとりと保湿までしてくれるクレンジングを選ぶことが大事。ただ、価格も効果もさまざまでどれを選んで良いかわからないですよね?

そこで今回は
・50代60代にクレンジングの見直しが大切な理由
・50代以降向けクレンジングの選び方のポイント
・クレンジングの効果的な使い方
を解説。

また、50代、60代以降のクレンジング選びで悩んだ人が、これまで使ってきた商品の中で「最後の商品」だと感じた商品をランキング形式で紹介します。

エイジングを考えた肌にいいクレンジングとは?


若い頃にはなかった、シミやしわ、乾燥などの肌トラブルが増えて年齢に応じたケアが不可欠な50代。スキンケアの中でも特に見直しておきたいのが、クレンジングです。エイジングケアといえば美容液のイメージが強いですがクレンジグも重要。50代の肌にとっては洗浄力が高すぎるアイテムも多いため、その後の化粧水で保湿したとしても化粧を落とす度に肌の負担になっていることもあります。

年齢肌のケアを考えたときに注目したいのは、クレンジングの成分です。肌の負担にならずにしっかりメイクが落ちて、かつ美容成分の多いものがおすすめ
どんな成分が50代60代の肌に合っているのか、そのポイントをチェックしておきましょう!

エイジングケアを考える50代の方のクレンジングで注目すべき成分は?


50代以降の方におすすめのクレンジングは、美容成分が多く配合されエイジングケアができるもの。また、60代の肌は乾燥しやすいため、肌の負担が少なくうるおいをキープできる成分が含まれているものが良いでしょう。

おすすめのアンチエイジング成分

  • 肌にハリ、弾力を与えるコラーゲン
  • 水分とうるおいを与えるヒアルロン酸
  • 水分の蒸発を防ぐセラミド
  • 抗酸化作用を持つビタミンC

これらの成分が配合されたクレンジングは、しっとりとした洗い上がりでうるおいをキープしてくれる役割があります。

注目成分が含まれたクレンジングはこちら!


アンチエイジングの注目成分が含まれたクレンジングは、どんなものがあるでしょうか? ここでは、50代におすすめのクレンジグアイテムをご紹介します。美容ログの口コミから素敵なアイテムを厳選したのでぜひ参考にしてください。

DUO(デュオ)ザ クレンジングバーム

メイクを落としながら、保湿やハリ・弾力、乾燥小ジワをケアするこちらのアイテムは、エイジングケアに特化したクレンジングとして人気です。バーム状のクレンジング剤が肌の上でとろけて、メイクに素早くなじみしっかり落とします。
コラーゲンヒアルロン酸セラミドや植物エキスなどの保湿成分配合で、洗い上がりはしっとり。無添加処方で、肌への負担がなるべく少なくなるように考えられたクレンジングです。

オルビス クレンジングジェル

肌のうるおいを逃さず、しっとりもちっとした洗い上がりのクレンジングジェル。ヒアルロン酸ナトリウム、マリンコラーゲン、ローヤルゼリーエキスといった3つの保湿成分が配合されていて、乾燥が気になる50代におすすめです。
オイルカット処方のため、マツエクをしていても使用できるところも魅力的。また、お風呂場で手が濡れていても使用できます。オルビスのお得なお試しセットもあるのでおすすめですよ。

SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント クレンジングオイル

年齢肌に応じたお手入れで人気のブランドといえばSK-IIですよね。SK-IIのクレンジグはオイルタイプで洗浄力が高いため、しっかりメイクの方におすすめ。
保湿成分やビタミン、ミネラル、アミノ酸のようなSK-IIの独自成分である「ピテラ™」が配合されていて、メイク落ちも抜群ながらうるおいを保ちます。容量もたっぷりで香料も好評。クリアでさっぱりな質感も人気です。

何歳からクレンジングの見直しが必要?


もちろん個人によって差はあるものの、肌のハリや潤いをキープする女性ホルモンが減っていく50代以降は、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなる世代

これまでと同じスキンケアをしているのに、スキンのトラブルが絶えなくなった…という方は体の内側からの変化に対応できるスキンケアへのシフトが必要です。

そしてクレンジングはスキンケアの中でも土台となる大切なもの。まずはコスメの汚れをしっかり落としてくれるクレンジグからしっかり見直すことが大切です。

次に50代以降になるとどのような肌トラブルが目立ちやすくなるのか詳しく見てみましょう。

ターンオーバーが乱れがちになる


私たちの肌は毎日新しい細胞が生まれ、古い細胞は垢となって肌から剥がれ落ちていきます。このようなサイクルを「ターンオーバー」と呼びますが、理想的な周期は27日前後です。

しかし、50代になって女性ホルモンが減少していくと、肌のターンオーバーは乱れがちになります。その結果、肌の表面にいつまでも古い細胞が居座り、肌のくすみが目立ちやすくなるのです。

また、メラニン色素も蓄積しやすくなるため、シミも目立ちやすくなり、全体的に透明感のない老けた印象の肌になっていきます。

ハリが失われていく


肌のハリに必要なコラーゲンなどの成分も女性ホルモンの影響を受けることが分かっています。女性ホルモンが減少するとハリ成分の生成量が減っていくため、肌のたるみが目立つようになります。

また、ターンオーバーが乱れがちになる50代の肌は角質層のバリア機能も低下するため、肌深層の水分がどんどん蒸発。肌に潤いが不足して乾燥しやすくなります

肌のハリは十分な水分で潤されていることも必要条件です。乾燥した肌は弾力がなくなって、小じわやたるみが目立ちやすくなります。

このような肌変化のダブルパンチで50代以降は肌のハリが失われていくのです。

敏感肌が増える


角質層は肌深層の水分の蒸発を防ぐ働きだけでなく、肌の奥への刺激をブロックするという重要な働きも担います。

そのため、50代になって角質層のバリア機能が低下していくと、摩擦などの些細な刺激でヒリヒリとした痛みを感じるように。いわゆる「敏感肌」になりやすくなります。

敏感肌になるとスキンケアも苦痛になり、十分なケアをしないことでさらに角質層が乱れて乾燥肌や敏感肌が悪化してしまうケースも。些細な刺激に敏感になる前に保湿対策などを徹底することが大切です

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成田亜希子
成田亜希子
医師
肌のコンディションは年齢を重ねるごとにどんどん変化していくものです。特に50代以降は体の内側から肌を支えている女性ホルモンが減少するため、これまでのスキンケアでは太刀打ちできない肌トラブルに悩まされることもあります。お肌のトラブルが増えてきたな…と感じたら、スキンケアを見直すサインです。特に、スキンケアの要ともいえるクレンジングは若い頃と同じ方法でやっていては深刻な肌トラブルにつながることも少なくありません。まずはクレンジングから見直してみましょう。

エイジングケアを考えたクレンジングの選び方


50代60代になると若い頃にはなかった肌のトラブルが起こりやすくなります。肌の状態をできるだけ長くキープできるようにスキンケアの方法を見直しましょう。

特に、スキンケアの基本となるクレンジングの見直しは必須。どのような点に注意すべきかご紹介します。

過剰な洗浄はNG!


ターンオーバーが乱れがちになる50代は肌の潤いも失われがち。乾燥肌になると余分な皮脂の分泌が促されてしまうこともあります

また、くすみが目立つようになるとつい洗浄力が高めなクレンジングに頼りがちになりますが、必要な皮脂まで洗い流してしまうとさらに乾燥がひどくなることも適度な洗浄力のクレンジングを選ぶようにしましょう。

ただし、メイク汚れが気になる場合は例外。メイク残りによる肌荒れをふせぐためしっかりクレンジングする必要があります

たとえば目の周りや口元などは洗浄力の高い部分用クレンジング、頬など乾燥しやすい部位には優しい洗浄力のものを使うなど、部分ごとに使い分けるのもおすすめです

肌に刺激が少なく、保湿成分が含まれたものがベター


些細な刺激に対して敏感になりやすい50代以降の肌。刺激が強いクレンジング剤は避け、できるだけ刺激が少ないものを選ぶのが肌トラブル解消への近道です

また、最近では保湿成分を含んで優しく汚れをオフしてくれるクレンジングもあります。肌の乾燥が気になり始めたらクレンジングの段階からしっかりと保湿対策をしていきましょう。

クレンジングの種類で選ぶ

クレンジングは洗浄成分の違いで4つのタイプに分類できます。それぞれ洗浄成分や肌への負担が異なりますので、自分のメイクの濃さや肌質に応じて選びましょう。

種類肌への負担・洗浄力・特徴
オイル肌への負担:強
洗浄力:強
特徴:濃いメイクもすばやく落とせる。がんこな皮脂汚れやウォータープルーフ成分もきちんと落とせる
ジェル肌への負担:やや強
洗浄力:やや強(油性>オイルイン水性>オイルフリー水性)
特徴:厚みのあるテクスチャーで摩擦を減らす。オイルフリー水性ジェル、オイルイン水性ジェル、油性ジェルの3タイプ
クリーム肌への負担:やや弱
洗浄力:やや弱
特徴:水分が多く保湿効果が高い。肌になじませるのに時間がかかる。洗い上がりしっとり
ミルク肌への負担:弱
洗浄力:弱
特徴:軽めのメイク向き。低刺激で肌にやさしい。乳液状で使用感が軽い
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成田亜希子
成田亜希子
医師
肌のうるおいを守りながら汚れを落とす「ミルクタイプ」や「クリームタイプ」は、年齢を重ねて肌に不安を感じている人にもおすすめ。逆にふき取り用のウォータータイプは、コットンの摩擦が刺激になるので、敏感肌の人は避けた方が良いでしょう。

年齢肌の強い味方! 保湿成分が配合されたクレンジングで選ぶ


乾燥をケアしながらメイクを落とすためには、保湿成分が配合されたクレンジングを選ぶのがベスト。
 
お肌にうるおいを与えてくれる保湿成分には、主に次のようなものがあります。


肌にうるおいを与える保湿成分
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・エラスチン
・セラミド
・プラセンタ
・グリセリン

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成田亜希子
成田亜希子
医師
50代60代の肌はターンオーバーが乱れがちなるため、角質層のバリア機能は低下していきます。そのため、肌内部の水分が失われやすいのです。水分不足になった肌は小じわやたるみが目立つようになりますし、悪化すると敏感肌になってしまうことも少なくありません。
肌トラブルを解消するには、日頃から保湿ケアを徹底していくことが大切です。効果的な保湿成分がたっぷり含まれた化粧品を使用しましょう。

毛穴やニキビなど、肌悩みに合わせて選ぶ


クレンジグには「オイル」「クリーム」「バーム」「ジェル」「ミルク」「ノンコメドジェニックテスト済み」などのタイプがあります。

それぞれに特徴があるので肌悩みに合わせて選んでいきましょう。選び方のポイントは以下になります。

肌悩み選び方のポイントクレンジングタイプ
毛穴の黒ずみや詰まりをケアしたい角栓をやわらかくして毛穴の汚れを落としやすくするアイテム・オイルタイプ
・クリームタイプ
・バームタイプ
ニキビを予防したい肌への刺激が少なくニキビケア効果が期待できるアイテム・ジェルタイプ
・ノンコメドジェニックテスト済みタイプ
乾燥肌をケアしたい肌への負担が少なく保湿力や保水力にすぐれるアイテム・クリームタイプ
・ミルクタイプ
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成田亜希子
成田亜希子
医師
肌のお悩みは千差万別。最適なスキンケアの方法も人によって異なります。肌トラブルを解消するには、ご自身にあったスキンケアを続けていくことが大切です。
クレンジングはどれも同じ…と思われがちですが、実はさまざまなタイプがあり含まれる成分も異なります。クレンジングはスキンケアの要でもありますので、ご自身の肌トラブルに合ったクレンジングを選ぶようにしましょう。

その日のメイクの濃さで使い分けて選ぶ

しっかりメイクなら洗浄力の高いものを、ナチュラルメイクなら洗浄力が穏やかで肌にやさしいものを選びましょう。

濃いメイクには汚れをしっかりオフできるクレンジング  


濃いメイクに使えるクレンジングの種類はこちら。

・オイルタイプ
・バームタイプ
・油性ジェルタイプ

オイルタイプはウォータープルーフなど落ちにくいメイク向きですバームタイプは肌にのせると体温で溶けてオイル状になり、油性ジェルタイプとともにしっかりメイクの汚れを落としてくれます。

ナチュラルメイクには洗浄力を抑えたクレンジング 


ナチュラルメイクの日に使えるクレンジングはこちら。

・ミルクタイプ
・クリームタイプ
・水性ジェルタイプ

ミルクタイプは、洗浄力は低めですが肌負担が少なく、クリームタイプは油分の割合が多いので乾燥肌の人向け、水性ジェルタイプは油性に比べて洗浄力は落ちますが肌にやさしいです。

ナチュラルメイクなら肌負担をかけずともしっかり汚れを落とせるので、肌へのやさしさを最優先にクレンジングを選びましょう。

W洗顔不要のクレンジングも人気でおすすめ


クレンジングによってはダブル洗顔が不要なタイプのものもあります。スキンケアを時短できるアイテムなので、仕事や家庭でまだまだ忙しい50代の人にもぴったり。

疲れているときや時間がないときなど、ゆっくりスキンケアするのは大変……というときには特におすすめです。特に薄いメイクであれば一回の洗顔でも十分にオフできます。

ダブル洗顔不要のクレンジングには保湿成分がたっぷり含まれているものも多いので、ご自身に合ったものを選んでみましょう。

ただし、濃いめのメイクにおすすめなのは、やはりダブル洗顔です。バッチリメイクをした日は少し疲れていてもダブル洗顔をしましょう。

50代の肌は乾燥やたるみによって毛穴が開きやすくなっています。落としきれなかったメイクが毛穴に詰まることで、毛穴汚れなどトラブルの原因になることも。

メイクなど肌への負担となるものはその日のうちにしっかりオフしておきましょう。

肌質に合ったクレンジングの種類で選ぶ


50代女性が自分の肌質に合わせたクレンジングを選ぶことは、肌トラブルを防ぎ美肌づくりのベースになります。クレンジングにはオイル、ジェル、クリーム、ミルクなど様々なテクスチャータイプがありますが、毛穴に悩みを抱えている方は、毛穴トラブルの種類に関係無く、油分の少ないジェルタイプのクレンジングがおすすめ。あとは肌タイプに合わせて、より詳細な種類を探しましょう。

肌のタイプ別にオススメするクレンジングの種類は以下のとおりです。

乾燥肌にはミルク・クリームタイプ


乾燥肌はマイルドな洗浄力で肌にうるおいを残しながらメイクを落とし毛穴ケアしてくれるクレンジングがおすすめです。

ミルクタイプは油分や界面活性剤の含有量が低く、クレンジングにおける肌ダメージを軽減してくれます。

洗浄力が強くないため、ウォータプルーフタイプのメイクやポイントメイクは落ちにくいので、ポイントリムーバーをうまく活用しましょう。

脂性肌にはオイルタイプ  


脂性肌はメイクや皮脂の汚れをしっかり落とすオイルタイプを選びましょう。

オイルが毛穴の奥まで浸透するため、濃いメイクや頑固な皮脂汚れにアプローチします。ただし、肌がつっぱりやすいため保湿ケアは念入りに行いましょう。

混合肌にはジェル・クリームタイプ  


乾燥とベタつきが混在する混合肌は、低刺激で肌に負担のかからないタイプを選びましょう。

乾燥部分が多い人は「乾燥肌向けクレンジング」、皮脂部分が多い人は「オイリー肌向けクレンジング」を選択する方法もあります。

また混合肌の人は、ベタつくTゾーンはさらっとしたもの、乾燥する頬はしっとりとした高保湿なものでケアするなど、パーツによって保湿アイテムを使い分けるなどの工夫もおすすめです。

敏感肌にはミルクタイプ?オイルタイプ?


肌負担や刺激を抑えたクレンジングが大切な敏感肌は、ミルクタイプやオイルタイプを上手く使い分けることがポイント。
 
ミルクタイプは肌をこすらず負担の少ないメイク落としができ、敏感肌も安心してお使いいただけます。一方で、洗浄力の強いオイルタイプは汚れ落ちが良く、力を加えずにスピーディにメイク汚れを落とすことが可能です。
 
オイルタイプは肌負担が大きいと言われますが、長時間のクレンジングによる肌への刺激は少なくなります。また正しく使えば、皮脂が残り毛穴トラブルにつながる心配は少ないでしょう。
併せて敏感肌の方は、商品にこのような表示があるかどうかもあわせてチェックしてみてください。


・アレルギーテスト済み
・ 敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み
・スティンギングテスト済み
・パラペン(防腐剤)フリー
・アルコール(エタノール)フリー
・低刺激設計
・無香料、無着色、弱酸性
・オーガニック

敏感肌はミルクタイプとオイルタイプのメリット・デメリットを理解し、選んでいきましょう。

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成田亜希子
成田亜希子
医師
クレンジングにはさまざまなタイプのものがあり、洗浄力、テクスチャー、美容効果などもそれぞれ異なります。体の内側からの肌トラブルに対抗するには、クレンジングの段階からご自身の肌トラブルに合ったものを選ぶことが大切です。
一般的に50代以降の肌は乾燥しがちなので洗浄力が強いものはおすすめしません。濃いめメイクの方はメイク汚れが気になる部分だけは洗浄力が高いジェルやオイルタイプのものを使用して毛穴汚れを防ぎましょう。
薄めメイクの方は、ミルクタイプなど肌に優しく洗浄力が高すぎないタイプのものを選ぶのがおすすめです。

※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。

※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。

※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。

クレンジングの正しいやり方


うるおいを守りつつメイクを落とすためのクレンジング方法を、3つのステップでご紹介します。

STEP①最初にポイントメイクをオフ


最初にポイントメイクを落とす理由は、濃いメイク汚れを顔全体に広げてしまわないため。
 
また、洗浄力の強いクレンジングを使う範囲を最小限に留めることで、肌への負担も抑えられます。
 
ポイントメイクリムーバーをコットンに含ませたら、まぶたやくちびるに数秒おいてから優しく滑らせるように汚れを落としましょう。
 
アイラインやマスカラ、くちびるのシワに入り込んだ口紅などの細かな汚れは、綿棒や折りたたんだコットンの角を使って落としてください。

STEP②クレンジング量たっぷりでゆっくりなじませる


ポイントメイクを落としたら、たっぷりのクレンジングを手にとってよく温め、マッサージをするように指の腹でくるくると円を描くようにメイクに馴染ませます。
 
続いて、手に少量のぬるま湯をとり、同じく円を描くように優しく馴染ませてください。水ではなくぬるま湯にするのをお忘れなく。
 
クレンジングの色が白っぽく濁り、感触がサラサラとしたものに変化したら、クレンジングが乳化したサイン。このサインを感じたら、洗い流しのステップに移りましょう。


乳化ってなに?
乳化とは、油分と水分がよく混じりあって白く濁る現象のこと。クレンジングをしっかり乳化させると、メイク汚れを洗い落としやすくなり、肌への汚れ残りや摩擦ダメージを防げます

STEP③ぬるま湯で洗い流す


クレンジングが乳化したら、ぬるま湯で洗い流します。お湯の温度は、35~36度程度が目安。肌を擦らないよう、たっぷりのお湯で優しく流すのがコツです。生え際や耳・首の周辺は、汚れが残りやすいため入念に。

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成田亜希子
成田亜希子
医師
汚れが気になるから…と指や手の平でゴシゴシと肌を擦るのはNGです。角質層にダメージを与えて乾燥肌や敏感肌が悪化してしまうこともあります。また、余計な肌への刺激はシミの原因にもなります。
手の平の熱でクレンジングをなじませ、柔らかくなったら両手で載せるように肌になじませましょう。小鼻など気になる部分は指の腹で優しくクルクルと撫でるように。50代の毛穴は水滴のように垂れ下がった形をしています。余計な力が入ってしまうと毛穴内部にまでクレンジングが行き届かなくなりますので、小鳥を撫でるように優しく!を忘れないようにしましょう。

クレンジングを使ったスペシャルケア

エイジングサインが気になる50代60代は、クレンジングで自宅エステ効果を狙いましょう。クレンジングオイルを使ったスペシャルケアはバスタイムに行うと、蒸気で毛穴が開いて汚れが落ちやすくなります。さらにメイクを落とし水分を拭き取ってから行うと効果を実感しやすいです。

毛穴汚れを落とすスペシャルケアの手順はこちら。


①クレンジングオイルを塗る
・頬や鼻などの皮脂の多いTゾーンで毛穴が気になる部分にクレンジングを塗ります。
②湯船に浸かりながら5~10分ほど放置する
・体が温まることで毛穴が開き、汚れが浮きやすくなります。
③ぬるま湯で洗い流す
熱すぎるお湯は乾燥の原因になるため32度前後のぬるま湯で洗い流しましょう。
④酵素洗顔で洗う
洗顔料は汚れを分解してくれる酵素洗顔の使用がおすすめ。普段の洗顔で落としきれない皮脂・角質を洗い流してくれます。
⑤洗顔後の保湿をする
乾燥は毛穴の大敵なので化粧水・乳液でしっかり保湿。毛穴を引き締めるビタミンC配合タイプも適しています。

シャワーのみの場合、クレンジング前にホットタオルやスチーマーやホットタオルを使う方法も。肌を温めて蒸気で毛穴が開くため、毛穴のスペシャルケアにぴったりです。

50代60代向けクレンジングに関するQ&A

Q

クレンジングと洗顔の役割の違いは?

A

クレンジングは油性の汚れを落とし、洗顔料は水性の汚れを落とす役割があり、落とす汚れの「種類」に違いが生じます。そのためメイクや日焼け止めの有無に関係なく、1日の終わりにはクレンジングと洗顔の両方で汚れを落とすことが大切。ただしクレンジングと洗顔による「W洗顔」は、敏感肌の人にとっては刺激が強すぎて肌トラブルを起こす可能性も。肌への負担が心配な人は、W洗顔不要のクレンジングを試してみましょう

Q

メイクしていない日にクレンジングは必要?

A

日常生活で肌にはさまざまな油汚れが付着するため、メイクしていない日にもクレンジングは使用しましょう。一見きれいな肌でも、皮脂や日中の排気ガスによる油分、料理ではねた油などが付着している可能性も。クレンジングはメイク以外の汚れも落とすため、日常的に使用することを推奨します。

Q

50代60代向けクレンジングのプレゼントは?

A

デパコスのポイントメイク落としは、50代60代の肌にも優しくしっかりメイクを落としてくれる名品が多いです。「シャネル デマキヤン ユー アンタンス」はコットンに出して拭うタイプのポイントメイク落としのなかでは、目元が乾燥しないという評価が高いアイテム。秋冬の乾燥で、目元のシワやゴルゴ線が気になっている方にもおすすめしたいメイク落としです。

敏感肌に傾いている時期や、オーガニックコスメが好きな方に推したいのは、「THREE バランシング ポイントメイクアップ リムーバー R」。植物油やボタニカルウォーターをブレンドした、2層式のポイントメイクアップ リムーバーで、爽やかな香りにも癒やされます。

ポイントメイク落としはプチプラが好まれがちですが、だからこそ60代の方向けのプレゼントにデパコスのアイテムを選ぶのも喜ばれます。

Q

ノーメイクでもクレンジングした方が良い?

A

特に毛穴の詰まりや黒ずみが気になる際は、化粧をしていなくてもクレンジングを使いましょう。クレンジングは油性の汚れを落とす役割があり、角栓となる皮脂や古い角質にもアプローチしてくれます。

Q

毛穴汚れを落とす正しいクレンジング方法って?

A

毛穴汚れをクレンジングで落とす際は、事前に蒸しタオルを顔に当ててクレンジング料とメイクが馴染みやすくしておきましょう。皮脂の多いTゾーンからUゾーンへ伸ばしていき、小鼻や頬などはクルクルと円を描きながら使います。1〜2分以内で速やかに行うと肌への負担を抑えて不要な毛穴汚れをオフが可能です。

Q

敏感肌でもオイルクレンジングを使って大丈夫?

A

敏感肌でもオイルタイプのクレンジングで素早く洗い流せば、肌への摩擦や負担を減らしたメイク落としが可能です。ただし、オイルクレンジングは洗浄力が強い分刺激も大きくなります。基本的に敏感肌の方も使用して問題ありませんが、肌に異常を感じたら使用を中止してください。

Q

50代におすすめのドラッグストアで買えるクレンジングは?

A

クレンジングは今回ご紹介したように様々なタイプがあります。50代のクレンジングは、「適度な洗浄力」と「保湿成分をたっぷり配合」。ドラッグストアでもこの2点を基準に選ぶのがおすすめです。例えば、DUO「ザ クレンジングバーム」やカネボウ「DEW クレンジングクリーム」は、保湿成分配合で、洗い上がりもしっとり若い方向けの洗浄力が高いジェルやオイルタイプのクレンジングは長く使用すると肌トラブルの原因になることも。洗浄力が高いクレンジングメイク汚れが気になる部分だけに使いましょう。

Q

敏感肌にはどんなクレンジングがおすすめ?

A

敏感肌の方は、とにかく肌への刺激が少ないタイプのクレンジングを選んで下さい。肌にやさしくなじむミルクタイプがおすすめです。また、敏感肌の根本的な原因は、肌のうるおい不足。保湿成分がたっぷり含まれたものを選び、クレンジングの段階から肌に保湿成分を補充するようにしましょう。
また、些細な刺激にも強い痛みやかゆみがあるときは肌への過度な刺激はNGです。メイクはできるだけ薄めにしてダブル洗顔不要のタイプを使用するのがおすすめです。また香りも大事なので重視しましょう。

クレンジングの見直しでエイジングケアを


50代60代の肌を健やかに保つためには、クレンジング選びが重要。クレンジングは美肌の基本中の基本です。自分の肌質に合ったものを選ぶことで、理想の肌に近づいていくことができますよ。

50代以降は女性ホルモンの分泌量が減少するため、肌のコンディションにも大きな変化が現れます。

ターンオーバーの乱れによるハリと水分の喪失、毛穴の開き、くすみなどこれまでにはなかった頑固な肌トラブルに悩まされる世代です。肌トラブルは体の内側から起こるものなので、ケアが難しいのも特徴です。まずはクレンジングから見直して、ご自身の肌に合ったものを選びましょう。

ポイントはマイルドな洗浄力で保湿成分が多く含まれていること。疲れてきた肌を労わるようなケアを続けていきましょう。

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