眉間のシワの原因は？ 眉間の筋肉・ハリの劣化によるたるみ・表情の習慣に注目

眉間のシワは、眉間の筋肉が凝り固まったり、たるんだり、長年の表情のクセなど年齢や環境要因によって自然に生じるものです。眉間のシワには、表情筋を緩めるマッサージや重い瞼を持ち上げる皺眉筋をほぐしたり、目の周りの筋肉をほぐすマッサージをすること。シワ対策のテープを使ったり、ボトックスやヒアルロン酸を注入したり、シワ改善成分が配合された美容液を使うことでも対策が可能です。

代表的な眉間のシワの原因は、「眉間の筋肉」「ハリの劣化によるたるみ」「表情の習慣」の3つが関係しています。

スマホの画面を見ながら、無意識にしかめっ面をしている人を多く見かけませんか？ 眉間にシワを寄せるような「表情の習慣」時間が長ければ長いほど、シワは深く刻まれていきます。

また、眉と連動する眉間の筋肉は、顔の表情を作る際に欠かせない筋肉ですが、日々の習慣でシワを作るほうに働いてしまうことも。このように眉間のシワは日々生活する中で、自分で作り出していることも多いのです。さらに、年齢とともに筋肉が衰え皮膚がたるんだり、肌のハリ・弾力が低下したりすることもシワを作る原因になります。

眉間のシワの予防や改善を行う際は、シワの原因を理解し「自分がどういった原因でシワを作ってしまいやすいか」を見極めることが大切です。

眉間の筋肉が凝り固まる

眉間のシワに最も関係があるのが、眉間の筋肉です。

なかでも、眉間のシワの原因となる筋肉は「皺眉筋（しゅうびきん）」「鼻根筋（びこんきん）」と呼ばれる2種類の筋肉。

近眼や老眼で、目を細めて見る癖がある方は要注意。皺眉筋（しゅうびきん）は、眉をひそめる際に使われ、眉間のシワに直接影響を与える点が特徴です。眉間の筋肉を動かし皮膚を中央へ寄せる・力を入れるなどすることで、眉間にシワが作られていきます。

もうひとつの鼻根筋（びこんきん）は、皺眉筋とともに動く筋肉です。眉間の皮膚を鼻下へ引っ張る働きがあります。鼻根筋は、表情の癖などで収縮すると凝り固まり、眉間に横ジワを作る原因に。

特に眉間にシワを寄せるのが癖になっている方は、そうではない方に比べてシワが刻まれやすいので要注意です。

肌のハリ劣化によるたるみ

年齢に伴い肌のハリが衰え、たるんだ状態になることで眉間にシワが刻まれるケースもあります。

肌の弾力やハリを維持するコラーゲン・エラスチンは、加齢や肌の乾燥、紫外線ダメージにより減少・劣化傾向に。ハリ・弾力が低下すると肌は支えがなくなってしまうので、薄くてたるんだ皮膚の状態になってしまうのです。

薄い布を折りたたむとくっきり折り目がついて戻りませんが、分厚い布団を折りたたむと抵抗で戻ってきますよね。それと同じで、ハリが劣化し薄くなった肌の眉間のシワは表皮を通り越し、肌の奥の真皮まで到達した「深いシワ」を作りやすい点も特徴です。

ハリの劣化によるたるみが原因の眉間のしわは深く存在感のあるシワを作りやすいため、改善には長い道のりとなる可能性があります。

表情の習慣

笑ったり泣いたり怒ったりといった、表情の習慣で作られる「表情ジワ」は、眉間のシワの原因にもなります。

表情ジワとは、顔の表情を作る時に皮膚が折りたたまれる部分にできるシワのこと。鏡を見ながら表情を変えてみてください。笑ったときに鼻の根元にシワが寄りやすい方や、驚いて目を見開いたときに眉毛がぐっと上がる方は、表情ジワがつきやすい習慣があるといえます。

10代・20代の若い肌は、肌の弾力・柔軟性が高く、表情ジワができても自然と元に戻ります。しかし、30代以降は加齢とともに肌の弾力・柔軟性が低下するように。そのため、表情ジワにより折りたたまれた皮膚は自力でもとに戻ることができません。結果的に折りたたまれた皮膚が定着し「眉間のシワ」として刻まれてしまうのです。

目の周りの皮膚は薄く油分が少なく、乾きやすいパーツだからこそ、ちょっとした表情の習慣でも眉間のシワができやすい傾向にあります。

シワの原因は？ 表情・乾燥・紫外線など日常生活の何気ない習慣に注意

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