ページ更新日:2022年12月28日
※監修者は「目の下のクマの種類と原因」「ファンデーションの役割」「ファンデーションの選び方」「ファンデーションの使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているファンデーションのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
目の下のクマを隠すにはコンシーラーしかない……。そう思っている方はいませんか?
実は正しい選び方や使い方をすれば、ファンデーションでもクマはカバーできます。
本記事ではファンデーションの効果や、クマ隠しに最適な選び方・正しい使い方を徹底解説。
2,500件以上のアンケートから選ばれたおすすめ商品ランキングを紹介します。
目の下のクマには種類があり、それぞれタイプが異なります。クマをしっかり撃退するために、まずはそれぞれのタイプの特徴や原因をおさらいしましょう。
クマは、原因別にこれらの種類に分けられます。
【原因別クマの種類】
原因 | 種類 |
---|---|
血行不良が原因 | 青クマ赤クマ |
たるみが原因 | 黒クマ |
色素沈着が原因 | 茶クマ |
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
目の下がほんのり青黒く見え、日によって見え方に差があります。
目尻を横に引っ張ると少し薄くなりますが、完全に色が消えません。
青クマのおもな原因は目元の血行不良です。目のまわりにはたくさんの毛細血管が通っており、睡眠不足や疲労により目のまわりの血液のめぐりが悪くなると、皮膚ごしに青っぽく見えてしまいます。
青クマは、スマホやパソコンの使用頻度が高い世代に多いといわれており、特に皮膚が薄い方は目立ちやすいので注意が必要です。皮膚は年齢とともに薄くなっていくため、年を重ねてから目立つようになる方もいます。また、気温の低下で血流が悪くなる寒い季節にも現れやすくなるのでケアをしましょう。
目の下のふくらみに赤っぽい色となって現れます。赤クマは、放置すると青クマや黒クマ、茶クマなどの他のクマへつながる可能性もあります。
目の下がふくらんでいるだけでなく、赤みを帯びています。
赤クマのおもな原因は、青クマと同様、眼精疲労や睡眠不足により目のまわりの血液が滞ることだと考えられています。スマホやテレビゲーム、パソコン作業などで、日常的に目を酷使し続けている人に多く見られるクマです。
目の下のふくらみによってできた影が黒クマです。「影クマ」とも呼ばれています。
手鏡を持ったまま上を向いてみましょう。色が薄くなったら黒クマの可能性が高いと考えられます。
黒クマの正体は、実は「影」です。皮膚に色となって現れたのではなく、目の下にできた皮膚のたるみやくぼみの影が黒クマの原因になります。年齢を重ねることでコラーゲンなどが不足すると、肌のハリや弾力が失われ、そのせいで目の下の皮膚がたるみや影ができてしまうのです。
また、目まわりの筋肉(眼輪筋)の衰えも皮膚のたるみに影響しているのでエクササイズなども◎。さらに、目の疲れも目の下のたるみやクマにつながると考えられており、黒クマと赤クマが同時に存在するケースも少なくないといわれています。
目の下にくすんだ茶色になって現れます。
皮膚を引っ張ったり、上を向いたりしても変化がありません。
茶クマは、メラニンによる色素沈着をが原因できます。目のまわりの皮膚はとてもデリケートなため、少しの刺激でも色素沈着をおこしやすいといわれ、目元の摩擦や紫外線などの外部刺激が加わると、それによりメラニンが発生し色素沈着をおこしてしまうのです。
また、角質肥厚や年齢による肌のくすみも茶クマに影響しています。更には、目の下にできた小さなシミが集まったことで茶色く見えるケースもあるので良く観察しましょう。
ここで改めてファンデーションのメリットや特徴をおさらいしておきましょう。
ファンデーションはシミや色ムラなど、気になる部分をカバーするメイクアップの役割だけじゃなく、外的な刺激から肌を保護し、商品によってはスキンケア効果まで期待できるのです。
タイプ | 特徴 |
---|---|
リキッドファンデ | ・カバー力あり保湿力が高い ・乾燥性敏感肌におすすめ |
パウダーファンデ | ・毛穴や色むらをカバー ・オイリー敏感肌におすすめ |
クッションファンデ | ・カバー力や保湿力にすぐれる ・乾燥性敏感肌におすすめ |
スティックファンデ | ・ニキビやシミ、クマなどをカバー ・乾燥性敏感肌におすすめ |
バームファンデ | ・ツヤ感のある潤いを与えてくれる ・乾燥性敏感肌におすすめ |
ここからはファンデーションを選ぶ際に注目したい項目をご紹介します。ファンデーション選びのご参考にしてみてくださいね!
ご自身の肌悩みに合ったファンデーションを選ぶことで、使い心地や持ちがよくなります。まずは肌悩みをしっかりと受け入れ、ファンデーションを選んでいきましょう。
【肌悩み別 早見表】
肌悩み | おすすめファンデーション |
---|---|
シミやニキビ跡をカバーしたい | リキッドタイプ、クリームタイプ |
テカリが気になる | パウダリータイプ |
うるおい不足でカサつきやすい | リキッドタイプ、クリームタイプ |
季節の変わり目でゆらぎがち | ミネラルタイプ、油分少なめのリキッドタイプ |
ファンデーションのタイプやテクスチャーから好みのもの選ぶことも、快適に使うポイントのひとつです!
ファンデーションのタイプ | メリットとデメリット |
---|---|
パウダリータイプ 粉体:うるおい成分=9:1 主に粉体でできている | メリット:汗や皮脂を吸着してサラッと仕上げるのが得意。粉体の割合が多いことからUVカット効率がもっとも高い。皮脂の多い肌ほどキレイにのりやすい。 デメリット:崩れやすく、乾燥肌との相性はいまいち。 |
エマルジョンタイプ(クリームコンパクトタイプ) 粉体:うるおい成分=5:5 練りファンデーションとも言われるかためのテクスチャー | メリット:肌にピタッと密着しやすく、重ねづけもしやすい。 デメリット:塗布する際に摩擦によって肌に負担をかけてしまう可能性あり。敏感状態の肌にはあまりおすすめしない。 |
リキッドタイプ 粉体:うるおい成分=3:7 水分と油分がバランスよく配合されている | メリット:少量でもよく伸びるため塗布しやすく、ツヤ感もキレイに出せる。保湿力が高めなので乾燥肌との相性は比較的いい。 デメリット:塗りムラやヨレが出やすい。 |
クッションタイプ 粉体:うるおい成分=3:7 液状のファンデーションをスポンジ状のクッションパフに染みこませて使用するもので、基本的にはリキッドタイプと変わらない。 | メリット:簡単にツヤのある肌に仕上げられる。 デメリット:衛生面に不安あり。構造上コスパが悪くなりがち。 |
クリームタイプ 粉体:うるおい成分=2:8 油分の割合が高め | メリット:しっとりとしたなめらかな肌に仕上げながら水分の蒸発を防ぐことが可能。カバー力も高い。 デメリット:塗布量に注意しないと厚塗り感が出やすく、油分の多さから肌への負担が大きくなる場合も。 |
素肌の魅力を活かすファンデーションを使うときは肌質との相性は必須です。相性が悪いファンデーションを選んでしまうと、厚塗り感やノーメイク感の原因となります。
肌質 | おすすめのタイプ | 避けたほうがいいタイプ |
---|---|---|
乾燥肌 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション ・エマルジョンファンデーション 乾燥しやすい肌を美容成分で保湿することができます。 | ・パウダーファンデーション 乾燥している部分にファンデーションがつかないので、より乾燥部分が目立ってしまいます。 |
脂性肌 | ・パウダーファンデーション 皮脂を粉体が吸着するので崩れにくくなります。 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション 皮脂とファンデーションの油分が混ざって、テカりや崩れが気になってしまいます。 |
混合肌 | ・リキッドファンデーション ・クッションファンデーション 根本的に乾燥していることが原因。保湿成分でうるおい補給することで混合の状態が気になりにくくなります。 | ・パウダーファンデーション ・クリームファンデーション 過剰な皮脂や乾燥に対してどちらにもうまく対応するのは難しいため。 |
敏感肌 | ・ミネラルファンデーション ・BBクリームやCCクリームなど ダメージを受けやすい状態のため、保湿効果が高く油分をあまり含んでいないものがおすすめ。 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション ・パウダーファンデーション リキッドやクリームは肌に対して負担が大きいため。 パウダーも乾燥部分が目立つことがあるため。 |
混合肌の方は根本原因に乾燥がある人がほとんどです。ですから、乾燥悩みと相性がいいリキッドファンデーションであれば、ひとつで顔全体の悩みに対応しやすいでしょう。
リキッドファンデーションを全顔に塗った後、皮脂の気になる部分にはたっぷりとおしろい(フェイスパウダー)をのせてください。おしろいが過剰な皮脂を吸着して崩れにくくしてくれます。
ぞれぞれの年代ごとに肌トラブルの種類が違うため、年代に応じておすすめのファンデーションも異なります。
20代は、カバー力はほどほどに肌がきれいにみえるもの、30代は肌に合った保湿成分が配合されているもの、40代はカバー力重視で品のある大人肌を演出できるものがおすすめです。
以下では、年代別におすすめのファンデーションタイプをご紹介します。
20代は、パウダリータイプや軽いクッションタイプがおすすめ。
比較的皮脂分泌が多く、30代40代に比べると活動がアクティブな年代なので、UVカット効率の高いパウダリータイプや軽いクッションタイプは最適です。また、自然派として人気のミネラルファンデーションも、カバー力がやや低い傾向がありますが、素肌を活かしながらメイクできるので20代の肌にぴったりです。
30代は、肌の乾燥トラブルが出てくる年代なので、保湿成分が配合されたファンデーションがおすすめ。
保湿成分が配合されていると、紫外線やブルーライトなどによる肌への刺激を防ぐ役割もしてくれます。30代におすすめのファンデーションに配合される保湿成分はこちら。
ツヤ肌に仕上げるには水分と油分のバランスが大切なので、保湿成分配合ファンデーションで肌にうるおいを与えましょう。
「シミやくすみが気になる」「時間が経つとテカってしまう」など、肌悩みは人それぞれ。
気になる肌悩みをしっかりカバーしつつ、なりたい質感の肌を作れるアイテムを選ぶことが重要です。
色展開があるファンデーションの場合、さまざまな色味から自分の肌色に合うものを選ぶことが大切です。
ただ、同じブランドでも、商品によってカラーバリエーションが違う場合があります。同じ色番号でも色味や明るさがわずかに異なる場合があり、どれが自分に合っているかわかりにくいことも。
自分の肌色に合うファンデーションを選ぶ時は、フェイスラインに何色か塗り、どれが一番肌に馴染んで見えるか確かめましょう。顔と首の差がなく、鏡から離して見た際にファンデーションの色が浮いて見えなければOKです。
機能性で絞り込むと、毎日のメイクで使いやすいファンデーションを見つけやすくなります。
汗をよくかく夏の時期や外に出る機会が多い人は、紫外線カットやウォータープルーフタイプがおすすめ。また、帰ってからのスキンケアを簡単にしたい人は、クレンジング不要やつけたまま寝られるタイプのファンデーションも使いやすいかもしれません。
自分の生活習慣に合ったファンデーションを選ぶと、メイクがより楽しくなりますよ。
UVカットの指数であるSPFとPAの表示はこちら。日焼け止めを使わず、ファンデーションだけで済ませたい方は特にチェックしてくださいね。
SPF値 | PA値 | 利用シーンイメージ |
---|---|---|
SPF15~30 | PA+~+++ | 室内で過ごす場合や軽い散歩 |
SPF20~40 | PA++~+++ | 屋外での軽いレジャー・スポーツ |
SPF40~50+ | SPA+++~++++ | 屋外での激しいスポーツ、炎天下でのレジャー |
ファンデーションは容器の大きさだけでは、実際にどれだけ使えるのか分かりにくいため、内容量を確認して選びましょう。
安くてもすぐに使い切ってしまう商品より、少々価格が高くても数ヶ月使えるもののほうがコスパが良い場合があります。ひとつの商品だけでみると判断しづらいため、いくつかの気になるものを比較してみてみましょう。
プチプラファンデーションの大きなメリットでもある安さを重視するためにも、価格と内容量のバランスは大切です。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
ここからは実際にファンデーションを使っていく際のポイントと注意点をご紹介していきます。普段のメイクの参考にしてみてくださいね!
ファンデーションの前は、化粧下地を忘れずに。ファンデーションと肌との密着がよくなり、ベースメイクが崩れにくくなる効果があります。
また、化粧下地を使うことで色ムラを整え、ファンデーションの量をおさえられます。素肌感のある自然な仕上がりを目指している方にはマストアイテム。UVカット機能やトーンアップ・色味補正など、機能性も充実しているので、肌悩みやなりたい質感にあわせて選びましょう。
コントロールカラーを使用する場合は化粧下地のあとに使い、コンシーラーはタイプによるって使い分けが必須。パウダーファンデはファンデーション前にコンシーラーを、それ以外のファンデーションはファンデーション後にコンシーラーをポイントで使用しましょう。
手、スポンジ、ブラシなど、使うツールによっても肌の仕上がりは変わってきます。
それぞれの仕上がりやメリット・デメリットを把握して、なりたいイメージで使い分けましょう。
メリット:しっかりカバーでき、細かな部分までなじませやすい
デメリット:ムラになりやすく、崩れやすい。手が汚れる
メリット:ムラなく塗れて、ナチュラルに仕上がる。薄付きで、崩れにくい
デメリット:手やブラシに比べて、カバー力に欠ける。定期的に洗うなどメンテナンスが必要
メリット:カバー力が高く、均一なツヤ肌に仕上がる
デメリット:初心者は厚塗りになりやすく、テクニックが必要。こまめなお手入れが求められる
ファンデーションのタイプによっても、美肌作りのポイントは異なります。
ここからは、タイプ別のポイントをご紹介します。
面積の広い部分につけて広げていくように塗ると厚塗りになりにくいため、頬から額、目・口周り・鼻の順番に塗るのがポイント。片側ずつ仕上げることで、均等な美肌が作れます。
付属のパフにファンデーションを軽く取り、ポンポンとたたくようになじませるのがポイント。肌の凹凸にフィットして自然な肌が作れます。
パフをスライドさせてつけると崩れやすくなるので、つけ方には充分注意してください。 ツヤがほしいところには、重ね塗りをしましょう。目・口角・小鼻周りには、パフを折りたたんで叩きこむときれいに仕上がります。
ふわっと軽いタッチで、内側から外側にかけてすべらせるようにして塗りましょう。
厚塗りを防ぐため、目・口・鼻周りはパフに残ったファンデーションで仕上げるのがコツ。
やさしいタッチで顔の内側から外側に伸ばし、トントンとたたくように塗りましょう。
仕上げにスポンジですべらせるようになじませると、肌に密着して崩れにくくなります。乾燥しないよう手早く塗るのが大切です。
すべらせるように直接顔に塗り、顔の内側から外側にタッピングしてひろげます。カバーしたい部分は少量追加して、重ね塗りをしましょう。
ベースメイクを崩れにくくする効果があるフェイスパウダー。仕上げにひと手間かけることでより肌をきれいに見せてくれます。
アイテムによって、ツヤ・マットなど仕上がりの質感が変わってくるので、なりたいイメージにあわせて選んでくださいね。
顔立ちとクマは関係があるのですか?
一般的に、もともと目の下のふくらみが多い方や顔立ちがはっきりしている方、目の大きい方などはクマが目立ちやすいといわれています。
クマは遺伝するのですか?
クマと遺伝との直接的な関係というより、クマになりやすい体質や原因が遺伝と関係している可能性があるとされています。
パソコンを長時間使う仕事をしています。どうしたらクマを防げますか?
定期的に休憩を挟むなど、仕事の合間に目を休める時間を設けることをおすすめします。
同時に複数のクマができることもあるのですか?
あります。例えば、血行不良による青クマと色素沈着による茶クマが同時期に重なって現れたり、血行不良による赤クマと目の下のふくらみによる黒クマが同時に現れたりすることもあります。
肌に優しいファンデーションってどうやって判断すれば良いですか?
「低刺激処方」「敏感肌対象のパッチテスト」「ノンコメドジェニックテスト」「スティンギングテスト」などの表示が参考になります。
ファンデーションの正しい落とし方は?
ファンデーションを落とすときには、クレンジングを皮脂の多いTゾーンから広げ、顔全体になじませます。汚れが残りやすい小鼻や目のキワ、口周りの細かい部分も指を使い丁寧に落としましょう。
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